梅ちゃん

セントラル・インテリジェンスの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
高校時代、スーパースターのカルヴィンといじめられっ子のおデブなボブ。20年ぶりに再会したら、カルヴィンはしがない会計士でボブはムキムキのイケメンに。そしてボブの正体はCIAのエージェントであり、とある事件で追われる立場ということが判明。そこから2人のドタバタ逃走劇が描かれる。

高校時代、いじめっ子の手により全裸で全校生徒の前に放り出されたボブに対して、学校中が嘲笑する中、自分のスタジャンをボブに差し出したカルヴィンの愛深き人間性は何より尊い。また、そんなどん底な状況から毎日6時間、365日、20年間、筋トレを欠かさなかったボブの心の強さ、逃げない強さも素晴らしい。

社会に出ると、各々の価値観はそれまで通りには成り立たない。不本意であっても、様々な側面から評価され、理不尽な目に逢うこともしばしば。それでも、自分が正しいと思うことを行い、それが間違っていなければ、味方は必ず現れるものだと思う。

ジェイソン・ベイトマン演じるトレバーの終始一貫したクソ野郎っぷりも、主人公コンビの存在感を際立たせていました!ラストはスッキリ!!