カーアクションと観覧車上でのアクションがかなり良かった。エンドロールに資料施設とカーアクションの資料映像が採用されていて、本来ならDVDやBlu-rayの特典映像になる部分を本編に採用する点で気合の入り方がこれまでと違ったように感じる。
安室さんと赤井さんの個人的な対立はサブストーリーのはずだが、メインストーリーよりも際立っていた。
そのためかコナンくんが最後に決める台詞も控えめで、これまでのコナンのシリーズで繰り返してきた様式を良い意味で崩してきているように感じた。
コナンくんや協力者によって事態が都合良く収まっていく所はコナン映画として確立した流れなので、いつもの様に気持ち良く見れた。ありえないでしょって思うくらいの大袈裟なアクションも、アニメーションだから、コナンだから楽しめる。誇張もエンターテイメントとして楽しめる立ち位置をシリーズの中で確立していったからこそ大胆に作られた作品。
