大好きな「韓国“BL”ノワール映画」でした。
腐りきっている大企業×メディア×政治家。ゴロツキと検事が愛を育み、手を取りって権力に挑む。そんなストーリーです。
真逆の世界に生きる男2人が、目的を同じくして結託する。軽口を叩きながらイチャイチャする。
はい。大好物です。
検事さんの顔が好みです。
閑話休題。
韓国社会の闇を描いた作品はこれまでにも沢山ありました。
この映画は、さらにエグくてどうしようもなくて、途中ゲロ吐きそうに。
下衆い権力者はとことん下衆に。
残虐な奴らはとことん残虐に描く。手加減しない。痛い。キモイ。悪い。韓国映画の凄まじさがスパークしてました。
そして、そんなエグい描写満載なのに、しっかりと「エンタメ」に出来上がってるところが、本当に素晴らしいと思います。ずっとハラハラドキドキ。だって、裏切ったら腕切り落とすんですよ!?怖すぎる!拷問場所を白壁の無機質なコンテナにするとか、恐ろしいからやめてー!
出色は、すべての韓国映画に出てるんじゃないかと思われる、お馴染みのおじ様俳優たちが、文字通り体を張って、権力者のキモさを演じているところ。チンゴルフに興じるシーン。アホか。吐きそうになったよ。