綾野剛は令和の昭和俳優だ。
綾野剛のプライベートは酒癖女癖が悪くろくでもないらしいが、はっきし言ってそんなことはどうでもいい。
綾野剛の仕事は役者として我々を楽しませることなのだから、その仕事さえちゃんとしてくれていれば品行方正でなかろうが本当にどうでもいい。
逮捕されたら彼の演技が見れなくなるから、逮捕されないようにだけ気を付けてくれていればいい。
それにしても馬鹿馬鹿しい物語だ。拳銃を取り締まるという目標達成のために悪事を働く県警。いやこんな馬鹿なこと普通やらないだろうと笑える人はある意味世間知らずだ。はっきし言ってこんな話、世の中ありふれている。
世の中本末転倒なことばかりだ。
誰が悪いというか、みんな悪いのだ。
この監督の映像、実に俺好みだし堅実で良い仕事してる。
映像の色合いが実に良い。やさぐれた都会の雰囲気が緑がかった映像からしっかり伝わってくるし話の展開もやや長ったらしい気もするが概ねいい。
暴力とセックス描写、この辺も、仁義なき戦いや北野武映画のような往年の日本の映画感があってとても良い。いや実はそんなに往年の日本の映画知らないけど。
