山田孝之主演の『凶悪』と同じ監督だと見終わってから知った。原作も、元になった事件があったことも後から知った。
道警が愚かすぎると思ったけど、事実は小説よりも奇なりということなのかな。「悪い奴ら」が悪とは限らない、みたいな話なのかもしれない。本人たちはあくまで「警察官として良かれと思って行動している」わけで、それを映画ではちゃんと表現できていたんだと思う。客観的に見れば、それらは犯罪であり、ただの点数稼ぎでしかないから、観客にはコメディとしか映らない。
『凶悪』とはまた別のテイストの映画だから、映画としてな楽しみ方が違うのだろう。
何をしても綾野剛がかっこいい映画だった。ピエール瀧はこういうの似合うよね。TKO木下がヤクザ役で出ててビックリした。小日向さんがアウトレイジに出てたときくらい驚いた。イメージなかったけど、こんなんもできるんすね。