まさに怪演。
綾野剛の演技が素晴らしい。
もうね、演技の振り幅がハンパねぇ…('A`)
ストーリーは、誰がどう見ても破滅へ向かって一直線のパターン。それでも途中まではテンポも良く楽しく鑑賞できる。
が、ががががが、話が後半に進めば進むほど、どんよりと鬱にしてくれる。
まさに白石ワールド全開ですわw
登場人物は、職務に対しての忠誠、男としての美学、そもそも人としての在り方、そんなもの皆無の人間ばかり。要するにクズしか登場しない。
そう、この映画は見事にクズの集まりで作られてる稀な映画なのである。
出てくる男も女も、とことん自分のことしか考えない自己中なクズばかりである。
あ、唯一純粋で真っ正直な熱い男がいた。
刑事に成り立ての頃の諸星。
キラキラしててバカみたいに真っ直ぐで・・・。
(つД`)…泣ける
そしてこんなクソ映画を作る白石監督は、やっぱいいです。非常にいい!