タカナリ

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のタカナリのレビュー・感想・評価

3.7
BBC制作ドラマ「SHERLOCK 」の特別編。
舞台はヴィクトリア朝の英国。
シャーロック・ホームズとジョン・ワトスンは、後に「ホームズを肉体的にも精神的にも最も追い詰めた事件」とされる「忌まわしき花嫁」の謎に迫る。

ドラマ・シーズン3の後の話のため、作品冒頭にはこれまでの振り返りが入っています。
ドラマの舞台は現代ですが、今回の作品は実際にホームズが活躍していた時代になっているため、ドラマの内容を知らなくても大体は理解出来る作りになっています。

結婚記念日に花嫁姿で二丁拳銃を通りに向かって乱射し、その後自殺したリコレッティ夫人。しかしその夜、死んだはずのリコレッティ夫人が夫の前に現れ、ショットガンで夫を殺害。そのまま暗闇に消えました。
これが「忌まわしき花嫁」の事件で、ホームズはこれに頭を悩ませます。現実と幻覚の区別が付かなくなるくらいにダメージを受けます。
事件自体が複雑な上に、たまに現代に戻ったりもしているため、見ていてかなり混乱しました。
何回かやってるんじゃないかってくらい、犯行が鮮やかでしたね。

アクションはほとんどありません。謎解きが話のメインです。ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」が好きな人には物足りないかも。
あと真相が完全には明かされないため、終わってもモヤモヤしました。あの人の顔が見たいのに、なんでお前が出てくるんだ。

ドラマ自体見たことなかったんですが、一気に興味がわいてきました。主演がベネディクト・カンバーバッチなのもある。

ドラマ見た後に見たら、また印象変わってくるかも。