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クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴のDAIのレビュー・感想・評価

3.0
2013年5月にアメリカのオハイオ州で発覚した“クリーブランド監禁事件”の衝撃の真実に迫る、サスペンススリラー。

これでまず思い出されるのは、
ブリー・ラーソンがアカデミー賞を受賞した「ルーム」
ですよね、あれも何年にも渡って異常な男により監禁された女性の話でした。

恐ろしいのはこれが実際の事件って事。
しかも実際は常に全裸で鎖に繋がれてたり、シャワーは年に1回など、
こんなもんじゃないくらいの状況だった思われます。
そもそも監禁は絶対に一人づつ別々の部屋だったそうですし。

だから実際犯人を殺すチャンスはいくらでもあったでしょ!?ってツッコミはなしにしましょう。

映画というよりは、なんか事件の再現VTRを見ているって感じで、
とにかく起こった事実を受け止めるって思考になり、
面白かったか?と言われれば全く面白くはないってなります。
でもつまらなかった?と言われたらそうでもない・・・
この監禁事件の全貌というか、どんなひどいことが行われたのか、
それを一つ一つ処理するだけで神経はすり減っていきます。
だから決して退屈ではない。

しかしラストではちょっと映画っぽいというか、
悲劇的な結末を迎え、そこでちょっと感情が動きました。
これもまた実際に起きたんだと思うと、やはり悲しい事件。。。
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