『桜田門外ノ変』のスピンオフ作品。すごい素人感がそこかしこにありますが、元々茨城県民全面協力の製作映画『桜田門外ノ変』の製作過程がそのまま映画になっているということで、手作り感満載プロジェクト性に免じて好意的解釈してます。実際の桜田門外の変の史実を知ったらその凄まじさに驚いた自分的記憶と、ほのぼの感たっぷり方言とのギャップを感じたり、娘なお役の子役本物涙シーンの後にはプロデューサー2000万円私的流用（ホントなの？）のギャップが気になりすぎて最後まで観たら結局誰も非難してない非現実感展開など、癖はあるけど思った以上に僕はおもしろかったです。「あなたがやらなくて誰がやるの？私？」の天丼ギャグは微妙に笑いました。竹内晶子さんが演技が上手なので妙に安心できます。後は素人参加も多そうなので学芸会風演技の質はさておき、編集のテンポ次第でうまくやれば「あまちゃん」的作品になれたような気がしております。最後に白井貴子さん久しぶりに見られて良かった～。エンドロールの歌ほのぼの～。「いや、どーも」は結局どういうニュアンスで使うのかよく分かりませんでしたが、この映画が水戸映画祭が生まれたきっかけになったエピソード（語り）については映画ファンとして素直に嬉しかったです。