まっつん

貞子vs伽椰子のまっつんのレビュー・感想・評価

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)
3.9
「おバカ映画レビューの始まりです」

デットプールみたいにテロップを出してみました笑。え〜見てきましたよ!白石晃士最新作「貞子vs伽倻子」!!いや〜バカでしたね〜笑。もちろんちゃんと怖がらせてくるところは真面目にやっているのですが、とにかく笑えるところはめちゃくちゃ笑える見世物要素満載の非常に楽しい映画でしたね。

まず本作は中学生的な「どっちが強いか対決」にひたすら特化していて、貞子、伽倻子両者の背景はサラッとセリフで言われる程度。多分これで両者の背景まで描いちゃうと相当かったるい映画になったと思います。

正直映画としては突っ込みどころも多い安直なお化け屋敷映画だと思われても仕方ないかもしれません。でもそれがいいんですよ!奥さん!

良かった点としては俊雄くんが非常にアクティブな活躍をしてくれたところ笑。中盤にガキを呪い殺しまくるシーンではバスタブに入ったり、棚から飛びついたりと大活躍でしたね。クライマックスの展開では「あぁ!俊雄くん...!あっ!良かった〜」となりましたよ笑。

また佐津川愛美さんが良かった!いや、演技がどうのこうのとかじゃなくてとにかく酷い目にあうんですよ笑。悪霊払いのババアに顔○されてビンタされるというあんまりな役どころ。ほんとによく頑張りましたっていうね笑。

かわいそうだった役では森繁教授ですね泣。彼あんなに貞子に会いたがってたのに結局....正直あそこが一番しんみりしてしまいましたよ笑。挙げ句の果てには霊能力者、経蔵の相棒である盲目の少女、珠緒に「この人すごい無駄死にだね」って言われる始末...お前なんて酷いこと言うんだ!かわいそうだろ!

さらには呪いのビデオのルールが若干変更されています。オリジナル版のリングだとビデオ観たら1週間で死ぬんですね。それが本作ではなんと2日!笑。1週間にするとテンポも悪くなって面倒くさいから2日にしちゃえ!という完全なる製作者の都合であると思われます笑。こういう感じでオリジナル両作にリスペクトを捧げつつも程よく冒涜する感じが面白かったです笑。

そして一番最後のオチにお口あんぐりですよ。なにそれっていう笑

とにかくお化け屋敷映画大好きな人は絶対観るべき!非常に楽しかったです!