このレビューはネタバレを含みます
復讐ものって苦手>_<
最後にはスカッとするのかもしれないけど、そもそもとして復讐に至るだけの理由が必要だから、そうなるとだいたいレイプか殺人か、でしょ?
しかも被害者はなるべく無垢で弱い存在で、ばすーん!と殺されるんじゃなくて、なるべくネチネチといたぶられなきゃいけない…。
もう「オエーッ!」ですよげろげろ。
気持ち悪い系の映画を好んでよく見ているとはいえ、人がいたぶられたり暴力ふるわれるシーンを見るのは苦手なんです(´・_・`)
この映画もきつかったけど、まだアリシアに少し罪があったのが救いかなぁ。
それにしてもかわいそうだけど。
おっさんはキモい死ねムカつくんだよ、で満場一致だとしても、わたしは何に腹がたつかってクリスにめちゃくちゃ腹が立ちました。
・親友の彼女と寝る
・それを親友に言っちゃう
・なのに3人で旅行しちゃう
・告げ口しないようクギを刺す彼女にいけしゃあしゃあと嘘をつく
・地雷を踏んで動けないっていう1番弱い立場のくせに、おっさんを煽りまくるスタイル
・散弾銃手にしたんだから、おっさんの犬くらい打ってやりゃあいいのに
・復讐にどれほどのプランを練れていたのか疑問(甘く感じる)
・復讐の仕方が中途半端
・たとえ確率が6分の1でも自分で銃弾つめて打ってるのに、ほんとに球がでたらふにゃふにゃになっちゃう覚悟のなさ
彼、根は良い奴だから…とか復讐しても虚しいものなんだよ…とか、打った瞬間ハッとしたんでしょ、とか、言いようはいくらでもあるかもしれないけど、ありとあらゆることに中途半端なこの男に終始イライラした。
主人公がこんな感じの復讐もの、誰もスッキリせんわ〜。
後半がほんのちょっぴり「ファニーゲーム」っぽいのはよかったけど。
奥さんと娘さん視点だと、まるで「ファニーゲーム」だよね。
わたしだったら復讐は、おっさんに自分の口から家族に自分の蛮行を語らせたあと、おっさんの両足を再起不能にする、かなぁ。
そういえば婚約者が冒頭以外全然出てこないのも、なんかスッキリしないところかも。
もうちょっと絡むかと思った。
あと、オープニングシーンはミニチュアを撮影してるように見えるけど「トワイライトささらさや」の撮影技法と同じで実物をミニチュアっぽく撮影するやつだわ!とニヤッとしたのですが、一緒に映画をみた友達はミニチュアだと言い張ってちっとも信じてくれません(´・_・`)
パンフレットもないしマイナー映画だから情報が少なくて、監督のコメントがない限りは信じない、とまで言われてとっても悔しい思いをしました…(自分が間違ってるかもしれないけど)。
どうしたらいいんだー!