アバダケダブラ屋

君の名は。のアバダケダブラ屋のレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
1.1
脚本に決定的な欠陥あり。


三葉たちは死なないとだめ。なぜなら世界はそうなっているから。仮に自分たちがどうなるかわかっていたとしてもその歴史を反復する覚悟もてよ。


例えば、ある災害によって彼氏が死んだ女がいるとする。もしかしたらその災害がなかったら彼氏と結婚していたかもしれないが、彼氏が死んだから別の人と結婚して子供が産まれた。とした時、その災害によって彼氏が死ぬという世界を否定することはすなわち、その子供の存在そのものを否定してしまうことになるよね。


今の自分がここに存在してるのは自分の両親が出会ったから。その両親が存在しているのはそのまた両親が、、、そういう奇跡的なつながりの上で自分たちはこの世界に存在している。


“つながり”をテーマにした映画が、そのつながりをぶったぎってるのやばいね。


ラストシーンはもはやホラーでしょ。死んだはずの女が生きているという!