新海監督の作品は初見。
『言の葉の庭』で、画のクォリティーの評判はなんとなく知っていたけれど、スクリーンでこんなにも綺麗な画で表現されたアニメを観て釘付けになったのは久しぶり…というか初めてかもしれない。
RADWIMPSのテンポ良く秀逸な音楽と楽曲がうまくマッチ。
それらに心を持っていかれつつ、単なる体の入れ替りとラブストーリーだけに留まらない構成。
キラキラしていて騒がしい東京と、息を飲むような自然の美しさを魅せる糸守と、古来から守っている伝統。
組紐、口噛み酒、人知を超えた神の存在、それらに一言では語れない魂のシンクロを覚えた。
そして、先入観や予備知識一切なしで観たので、後半での真実と展開に驚き、最後はどうなっていくのかと鼓動がずっとトクトクと早くなるのを感じながら目を見張った。
こんなにも素晴らしいアニメーションをこの夏の締めに観られたことに本当に良かった。
2016年のマイベスト５に入れたい。
