わの

君の名は。のわののネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

週に2,3回の頻度でお互いに中身が入れ違う主人公の三葉と瀧
日常生活で支障をきたさない些細で他愛ないすれ違いから自然とルールを決め、お互いを気にし、そして、お互いに好きになった。

しかし、二人には途方もなく大きなすれ違いが存在していた。


時間ーーー。

瀧は一心に糸を紡ぐように記憶を辿り、三葉の存在する場所を特定しようとする。そして三葉に近づくにつれて明らかとなる真実。彼はそれを受け入れられず、神聖なものに手をつける。
彗星が美しく夜空を駆け流れる夜の直前、「片割れの刻」についに三葉と顔を合わせるのだが…


人は絶対に忘れまいと何度も口にして確かめていても糸が切れるように忘れてしまうことがある。
誰にでも、以前までよく思い出していた馴染みのない記憶があるだろう。今はもう思い出すことさえなくなってしまった記憶。一体あれは何だったのか。
圧倒的な映像美とRADWIMPSの音楽でスクリーンに映し出される少年少女の時間と記憶との戦い。
あなたと「君の名は。」の糸がほつれる前に、ぜひ劇場でご覧ください。
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