このレビューはネタバレを含みます
個人的メモみたいなもの
背景美術がとても綺麗、色彩や光の差し方、空に山に高層ビルなど見応えがある。
大画面で、遮るものがない映画館で、絶対に劇場で観るべき!
主人公たちを囲むキャラクターがそれぞれみんな意味を持っていて、良かった。
東京と飛騨という現実にある土地が舞台になっていたから、観ていて知っている場所がでてたり、行ってみたいなぁって思ったりした。
ただ作品を鑑賞するだけじゃなくていろんな思いやひらめきが常にめぐっていた。
シーンが思い浮かぶ歌詞と幻想的でいて身近に感じる土地・風景の映像が、お互いの良さをひきだしていると思った。
夢灯籠、前前前世、スパークル、それぞれMVをみているようだった。
作品を見終わってから感じる切ない気持ちは、夏が終わる時の切なさと同じようで公開時期もぴったりだなぁと思った。
作品をみてから黄昏どきに空を見るたび、この作品を思い出すし、スパークルが流れる。
SFチックで幻想的でどこか切なくて憧れてしまうストーリーがたまらなくすき。
新海監督の作品は「星を追う子ども」しかみていないけど、共通して『出逢いとわかれ』が映像を通じて描かれているのかなと思う。
台詞だけじゃなくて緻密な心情描写で、観る人に解釈を委ねる作品。
ふたりが入れ替わる仕組みとか、糸守の隕石落下の時の避難のシーンは深く考えすぎないで、そこはすこし空想の世界でいいのかなぁと思う。