今までの過去作品では太陽と月なら「月」のように静かで切ない作品が多かったけど、
今作ではRADWIMPSの音楽にのせてMVのようにテンポの良い「太陽」の面が観れた気がする。
新海誠らしさの一つでもあるモノローグは少なめだったけど、風景など画の美しさは相変わらず。
久しぶりに買ったパンフレットに、お話のモチーフはとりかへばや物語と小野小町の和歌〈夢と知りせば覚めざらまし〉と書かれていて、古典好きとしてもグッときてしまう。
「秒速5センチメートル」の桜、
「言の葉の庭」の雨、(三葉の高校ではユキ先生が古典の授業を!)
「彼女と彼女の猫」の猫のマグカップなど、過去作品への「結び」も確かに垣間見れた。
エンドロールのスペシャルサンクスに
岩井俊二の名前があったのも少しびっくり。