ばんてふ

君の名は。のばんてふのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

・非常によかった。ネタバレしたらアウトな作品だと思う。特に3年前と時間が繋がっているということ。繋がっていたのはミツハがタキに渡した組紐のおかげだと思う。それに加えてあの神酒を飲んだことで出会うことが出来た。

・出会うシーンがいい。それまでミツハの体で相手に向かって「ミツハ!」と呼びかけていたのが、黄昏時になった瞬間「タキくん」と呼び始めるあたり。その後に初めて面と向かって話すシーンがあって、「やっとだな」と感情移入してしまった。

・秒速5センチだと、何かを感じて振り返りはすれど、結局二人は出会わずに終わるが、それを意識したかのようなエンドに感動して泣いてしまった。「こっち」の二人はこの広い東京で出会えたのかということがよかった。エンディングが流れはじめたときは、このまま会えないエンドかよって思ったけど、最後の最後に会えたからほんとよかった。

・ラッドの曲をたくさん使ってたのはよかった。劇中にあーゆー風に使うのが新海監督っぽいなというか。前前前世をオープニングっぽく使ってきてサビになった時に鳥肌がたった。曲に乗せて小難しい話を簡単に纏めてくれたことでぐだらなかった。

・秒速5センチから相変わらず、東京の街並みをこんなに綺麗にかけてすごいなと思ったけど、今回は田舎の景色もよかった。バイクで山を降りるシーンとか、点々とした灯とか非常にリアルだった。


・電車に乗る時すら何かこの映画を思い出すようになった。

・なんかよくわからないものをひたすらに追いかけるのが羨ましかった。顔も知らない人に岐阜まで会いに行くなんてすごいなと。会えなくても絶対何かあるだろうな

・お姉さんがタキくんに「幸せになれよ」と一声かける。その一言があったから最後は報われる終わり方になるのかな、、とは思ったけど、やっぱミツハに会った時に「これで幸せになれるな!」ってなった。

・時間のズレがあるから最後二人があった時は、ミツハの方がタキくんより3歳年上なのか。でも二人はタメ口で話してたからきっと同い年のようにやり取りをするのだろうなと思う。
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