何者のMのネタバレレビュー・内容・結末

ほんっとに良かった！！とにかくラストが！映画の予告でよくある「大どんでん返し」とか「あなたはきっと騙される」みたいなやつ嫌いだったけどこの映画のラストはほんとにまさかだった。私的には就活の話というよりSNSの闇の方が描かれてるように感じた。
付き合ってるのにtwitter上で会話したりtwitterのアカウントを二個もっていてそれを誰かに見られていたり。映画のスクリーン上でLINEのやりとりがバーンと出てるのはおもしろかった。
キャラクターの個性がそれぞれでていてそれぞれの台詞全部が印象深かった。
光太郎の「内定もらっても何者にもなれた気がしない」という言葉。私もきっと我武者羅にがんばって内定もらっても中身が空っぽだなって思ったりするのだろうなって感じた。
嫉妬だったり悔しさだったりをSNSが普及したおかげでそれをSNSに吐露する時代。
中にはそれを誰にも見られないようにいわゆる「裏垢」みたいなものを使って。そういう闇みたいなものを佐藤健がうまく演じていたなと思った。
漫画の実写化ばかりではなく、日本特有のこういう事情みたいなものをどんどん配信していってほしいなってつくづく思った。