2016年196本目、10月9本目の鑑賞
朝日新聞が配給に関わっているという珍しい1本です
そして、宣伝の仕方と話の内容にギャップを感じずにはいられない1本です
宣伝としては大学生の人間関係や恋愛などについて就職を通して葛藤があるというような推し方をしていますが、フタを開けてみると初対面の人と就活していくという少し奇妙な設定
肝心の内容としては恋愛描写は皆無とは言えないが、無いと言えるくらい少ないです
内容の途中で遊び心のある演出があり、ウディアレンのアニーホールなんかをちょっと連想しました
その演出をどんでん返しに繋げ、一捻りあればもう少し面白い映画になったのではないかと思います
就職の厳しさを描くならば、不採用が出つつ苦しむも、友人との関わり合いの中で励ましあって自分を見つめ直すというような感動作品を撮ればいいと私は思うし、
大学生の屈折した心をソーシャルメディアを通して表現したいならば、もっと重い映画に終始すれば良かったと私は思います
あくまでも私個人の感想ですが、何もかも中途半端な映画だったなぁという印象でした
勿論原作があるので、重い作風に終始するしかないのですが…