キミシマユウキ

何者のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.4
冷静分析系男子の拓人、地道素直系女子の瑞月、天真爛漫系男子の光太郎、意識高い系女子の理香、空想クリエイター系男子の隆良は5人で就活に向けて協力していこうとするが……

『愛の渦』『ボーイズオンザラン』の
!!三浦大輔監督!!
による就活生ドラマ!
原作は「桐島部活やめるってよ」の朝井リョウ。
去年劇場で見逃したので鑑賞。


面接の1分間はTwitterの140字のようなもの。


これは絶妙な作品。
何が絶妙かというとこの数年の間で大学生だった人しか分からない、SNSの変遷を肌で感じてきていた我々にしか理解出来ない、そんな絶妙な空気感を見事に表しているのだ。
まさに現代のホラー、ツイートしたくなくなるリアルさである。
これを絶賛就活中に鑑賞したらメンタルをやられそうだな…
自分ああっさり終わったのでそこまで苦労しなかったが、妥協せず戦い続けていた方々が見たら胸に染みる者がある。
140字じゃその人の中身はわかりません。

主演の佐藤健はさすが。
冷静な分析家が似合ってらっしゃる。
ただ自分が人事だったら取りません(笑)
あとは自分が人事だったら

・菅田将暉のキャラ
→職場が明るくなりそうだしなんだかんだ要領よくやりそう、採用

・有村架純のキャラ
→地道にコツコツやりそうなので事務とかで採用、有村架純の顔なら採用

・二階堂ふみのキャラ
→無駄に意識だけ高いので不採用、ただ二階堂ふみの顔なら採用

・岡田将生のキャラ
→無理、不採用、岡田将生の顔ならなお不採用

あとは山田孝之さんがビッシリ後輩共を締めてくれてます。


まぁ「あぁ〜わかるぅ〜」のシーンは多かったものの、面白かったかと聞かれるとそうでもなかったのでこの点数で落ち着きましょう。

就活生だった人、只今就活生の人、そしてこれから就活を控えている人にオススメの作品。