スギゾウ

何者のスギゾウのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
2.8
僕は内定はすぐもらえたし
就職活動は苦労しなかった。
けど
自分のやりたい仕事についているか
と言われればそうではない。
でも頑張ってるし後悔はしていません。
だから僕も内定という安定した言葉に
乗っかった人でしかないんだなぁ〜
確かに何のために仕事してるかなんて
思ってもいませんでした。

実際は消費者やお客様、人のために
仕事をして、お給料をもらって
自分の為や親や友達や恋人と充実した
生活を実現する為でありますが

ここでいう、たられば言って
内定もらってる人と内定もらえない人とな変わりは
ないんだと思った。
同じ職場についたとしても
就職活動が辛かった人もいればそうでない人もいるその中でこの会社にどうしても入りたかったんだ!の熱量で仕事してる人はなかなかいないよね。むしろこの企業は優良企業だから、とか安定してるとか給料や休日がしっかりしてるなどホワイトな部分しか見ていない。

だから好きな事を仕事に出来ている人間なんて、少なくてカッコいいなぁーなんて思います。

この映画は人間のたらればや妬み嫉妬など様々な感情をテーマにしてあって、とてもリアルな映画だなと感じました。そして現代のSNSの活用で人間の心の闇の深さ、実際みんなこう思っているだろうな、という嫌な視点。映画を見ていてチクチク胸に刺さるような、1回は誰しも思った事があるだろう嫌いな人への悪口など描かれ,競争社会で息が詰まりそうな就活、そしてそれをみんな哀れだなぁ〜と感じてしまう凄く惨めな主人公のお話。
お話は悪くありませんが現実を見ている感じや現代の悪い部分だと思いあまり好みではありませんでした。しかしメッセージ性が強くいい映画ではないでしょうか。
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