ユ

何者のユのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
5.0
目眩がするほどインパクトのある映画でした。

SNSに投影される自分が、自意識、そして承認欲求の強い表れであることが示されていたと思います。

そして就活は、それぞれが自己の本質を突きつけられる大きな題材であり、実はずっとそこにあった他人の見方が際立たされ、はっきりしすぎて、痛々しくて、もうどうしようもなかった、。

と、私が今SNSに書き込んでいるのが、なにか特別な意味をはらんでいるように感じてしまう、、。


SNSって、なんのためのものだっけ
承認欲求を、イイネの数で満たすものだっけ、、。
フォロワー数がフォロー数を上回った時の快感が気持ちいいんでしょ?みたいな二階堂ふみの台詞、、うお、、。
私はもろSNSに侵食されているな、泣きそう。


自己表現と、他人の評価と他人からの承認欲求。そして、自己評価。
客観的にみた自分ばかり気にするのって、結局他人からの評価が一番気になるからで、それはべつに特別なことじゃないですよね。
きっと今、確固たる自分のあるひとなんて少数なはずで、何者であるかを演じてるうちは何者にもなれない、、そういうことでしょうか。

何度も見たら、より何度も発見がありそう。ただ、もう少し回復の時間が欲しいです、、。

何者でもない自分を受け入れることは難しい!!!!!
ユ