まっすー

何者のまっすーのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.8
2019年 4作目
就職活動中の5人とその周囲の人間関係を描いた群青映画。

自分も就活中ということもあり、共感したり、こういう嫌な奴いるなとか自分もこういうやつになってないかなとかいろいろ考えさせられる部分があった。

誰しもがタクトみたいな弱さを持っていて、人の合格を喜べない気持ちとかって自分に内定とか余裕がないとやっぱりできないんじゃないかと思う。
自分の嫌な部分を見せてくれるからこそこの映画は決して見ていて気持ちのいいものではなかった。

光太郎のように一つのことに一生懸命になっている奴がやっぱりかっこいい人なんだと思った。

サワ先輩のいい人間は半端なかった。

隆良の言っていることが本当に良く分かって、就活という周りの流れに流されていいのか、俺はもっと他とは違う優秀やつなんだって思いたいけど、実際やってみて違うかったら怖いから何もできないっていうのはすごく共感する。
就活という波に乗るのが正しいのかと疑問に思いつつ、それはしたくないための言い訳なんじゃないかとも思ってしまったりする。