寝不足だったからか、ラストの背中に号泣した。就活の映画だけど、いかに内定を勝ち取るかという話ではない。より普遍的な人間としての成長の物語。観察者ぶって他人を批評しているうちは、どこにもいけない。
「1分間の自己PRはTwitterと同じ。簡潔に自分を表現することが全て」との宣言で始まり、「1分間では話し切れません」という言葉で終わる。すごく設計された構成だけど、ちょっと理屈っぽい感じはしなくもない。
登場人物もキャラの役割分担が明確過ぎて、やや図式的な感じはした。隆良のキャラはさすがにオーバーで、こんなやつあまりいないと思う。
「これからは個の時代でしょ だから俺は人と会い本を読んで自分高めてる」 …いやいや、胡散臭さがわかりやす過ぎて、もはやいらっともしないわ。
私も山田孝之みたいな先輩ほしい。「どっちかというと、ギンジはおまえに似てるよ」の台詞に泣いた。