こばまさ

特捜部Q キジ殺しのこばまさのレビュー・感想・評価

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
3.8
世界を見隊!のお時間です。
第18回目は、前回の続き!
デンマーク🇩🇰映画『特捜部Q キジ殺し』

という訳で、3月はこのシリーズをマラソンする事になりました。
2作目となる今回は、果たしてどんな事件が待っているのか!?
それでは、濃いめのコーヒーを飲みながらいってみよう☕️


-特捜部Qによる事件解決の功績を祝うパーティーが開かれる中、新たに秘書のローセがメンバーに加わった。
カール(主人公)はパーティーに馴染めず夜道を歩いていると、突然1人の男がある事件の再捜査をしてくれと頼み込んで来るが、カールはその男の話を無視する。
しかし翌日、その男は自殺していた。
彼の遺品には、20年前に捜査が終了した筈の【双子兄妹惨殺事件】の捜査記録が残っていた。
実は、この事件の被害者の父親がこの自殺した男であり、彼は市警の元警部だったのだ。
カールは使命を感じ、再捜査に乗り出す-

“迷子になり過ぎて2回観た…😵‍💫”


登場人物の多さと、過去と現在の往復(俳優も時代で別々)という、かなり複雑な構成。
酒飲みながら観てたら、途中から誰が誰なのか全く分からなくなり(名前も難しいから尚更)、これはシラフ案件だったと後悔…
一応最後まで観て何となくは理解したけど、全てを理解したくてモヤモヤしたのでもう1回観た…という経緯。


いやいやいやいや、これは傑作だよ!
前作より濃厚だし複雑だし、最後の最後までどうなるのか全く読めなかった!
事件の内容も描写も胸糞要素がてんこ盛りなんだけど、だからこそかなり見応えが増していたと思う。

事件の発端は、寄宿学校(いわゆる全寮制)の中で起きた双子の殺人。
加害者(関係者)は覆面姿の4人だった。

・ディトリウ
イケメンで裕福なボンボン
リーダー的存在だが思考回路が腐ってる

・ウルレク
ディトリウの金魚のフン
現在はハゲている

・ビャーネ
ディトリウ曰く「下界」の人間
双子殺人事件の犯人として自首するも、3年で出所している

・キミー
寄宿学校時代のディトリウの恋人
この事件以来、身を隠しながら生活している


この、キミーという女性がキーパーソンとなり、カール達もディトリウ達も彼女を見つけ出そうとする前半戦。
まあこのキミー役の人(学生時代)が綺麗!!ちょっとスカヨハっぽい雰囲気もある。

ディトリウとウルレクは大概クソ人間であるにも関わらず、地位も名誉もコネもあるので捜査は難航を極める。
それでも、一切忖度せずにガンガン捜査を続けるカール!無謀だけど、そんな熱いカールが好きだ!

なるほど、前回あまりハマれなかった要因は、このカールにそこまで感情移入が出来なかったからなんだと。
いつも行き当たりばったりで危なっかしいけど、猫に「キャット」と名前を付けたり、携帯電話のスピーカーの仕方が分からなかったり、色んな意味で憎めない!

そして、アサドは前作より更に男前な言動が目立つし、アサドが居なかったら今回カールは5回ぐらい死んでました。
もう、生まれ変わったらアサドになりたいわ。

そしてそして、今回から特捜部Qに加わった秘書のローセ。
なかなかの美人だし、仕事は早いし気が効くし、カールからパワハラを受けながらも捜査解決に一役買った彼女。
今後も出てくるよね?
この、ローセとカールの攻防?からも目が離せない!


今回の事件は、ほんと終始胸糞ではあるけど、個人的には面白かった。
ラストは、あれが果たして正解なのか疑問も残るが、ケジメをつけるという意味では納得せざるを得ない結末。

特捜部Q、完全にハマったわ。


さて、今日は映画鑑賞をやめて、日本アカデミー賞の授賞式を観よっと。


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あちゃちゃん、やっと面白さが分かった!
前回はアサドにしか感情移入出来なかったけど、ようやくカールにもハマれたし、ローセも良かった!
これはマラソンにして正解やったね🙆🏻‍♂️
次回も特捜部Qを楽しも〜✈️


…あれ?21時アップじゃなかった??
こばまさ

こばまさ