コソ泥兄弟と刑事が階段でループ、そして母&娘&息子&母の彼氏は道の真ん中でループ。ループ物のオムニバスか?と思いきや、あっと驚く形でつながっていく
金がないけどSFが撮りたい!と思ってもこういう形の映画を思いつかないだろうという本作。
ストーリーとしては「だから?」と思うかもしれないが、丁寧に丁寧に最初から伏線を編みこんで作り、「こうだったのか!」という驚きを映画の価値として提供している。
なんか話としては面白くない、と言っているように聞こえるが、テーマもきちんとあり、自分にとってはいろいろ考えさせられた。若者と年寄り、逃れられない老い、幸せを得るために誰しも見えない努力や苦労をしないといけない、人生における犠牲、などなど。
僕のループ世界にはごみに埋もれたデブ爺がいるのかもと思うと「ちゃんとしないといけないなあ」と月並みなことを思ってしまう。
熟女母ちゃんは濡れ場シーンがありますが、「ゲンナリ」すること請け合い