ひんひん丸

ナチス・オブ・ザ・デッドのひんひん丸のレビュー・感想・評価

ナチス・オブ・ザ・デッド(2015年製作の映画)
2.5
『一騎打ちだ 総統閣下!』

【あらすじ】

ナチスが地下でゾンビ化していたぞ!

主人公マーカスは、ドイツ南部で軍により極秘に封鎖されていたナチスの秘密基地を発見する。

好奇心を抑えられない彼は、友人のトーマスにナビゲートを頼み、地下施設へ潜入する。

【おすすめポイント】
日本語字幕が面白い。
ネタ要素満載

【感想】

多々あるナチスを題材にしたB級映画 + POV(Point Of View)という強烈コンボ。

POVは低予算で済む割に臨場感出るから、低予算界ではおなじみの手法だよね。

基本的なストーリーの流れは、「ウェーイw面白そうな基地見つけたぜ!入ってみよっと。ヤベェ色々いるわ」

あ、エイリアンも出ます。

主人公が常にユルい感じで危機感全くないし、滅茶苦茶なんだけど、個人的にはそれが結構好き。

見終わった後に、時間無駄にしたな...とか思わない出来です。尺の長さも関係あると思いますが(本編76分)

今作最大の見所と言えば。VS ヒトラー戦

なぜか格闘メインのヒトラー。タイマンを張る主人公。

ナチス関連の映画はたくさんありますし、ましてや『ナチス・ゾンビ』というテーマだって既出です。だからこそ、こんなぶっ飛んだ内容なんでしょうか。

POV映画といえば【怖そうな場所でパニックになる→仲間と喧嘩、一人ずついなくなる→死】みたいなワンパターン多いよね。この手の映画にありがちな、一瞬だけ怪物出すような感じじゃなくて、ゾンビもたくさん出てて良かった。

その点を見ても、この映画は普通のPOV映画とは一線を画していると思いました。

ちょいちょい細かいネタが盛り込まれてたり、面白い字幕があったり。

でも、このネタ要素が楽しめなかったら相当つまらないと思います。笑

ネタ命なのです。でも大丈夫、

大作だと思わなきゃ、大体の映画はいける。
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