かたゆき

KUBO/クボ 二本の弦の秘密のかたゆきのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
2.5
江戸時代の日本を舞台にしたファンタジックなクレイ・アニメ。

僕のこよなく愛する『コララインとボタンの魔女』の制作会社が手掛けたということで今回鑑賞してみたのですが、残念ながら僕は全く嵌まらなかったですね、これ。
何が駄目かってまずは脚本。
例えば登場人物がたくさん出てくるのですが、その誰もがいったい何のために行動しているのかよく分からないのです。
主人公クボは三種の武具を手に入れるために冒険の旅に出る。でも、その武具を手にしたらいったいどうなるのかがいまいち分かりづらい。
なので物語にうまく入り込めませんでした。

対する悪役の月の帝にしても、何故そんなにこの主人公を付け狙うのかもちょっとよく分からない。
最後になんか天国に行って不老不死になるとか急に言われても説得力がないですって。
あと、主人公クボを含め登場するキャラクターの誰も彼もに魅力が乏しいのもいただけない。
サルなんてホントにただのサルだし、クワガタのサムライなんてさしてカッコよくもないしそもそもどうしてクワガタ?
最後はまさかの悪役記憶リセットでみんな仲良く仲直りって…。

うーん、映像はさすがのクオリティなんで星2.5ってとこですかね。
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