KUBO/クボ 二本の弦の秘密の作品情報・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密2016年製作の映画)

Kubo and the Two Strings

上映日:2017年11月18日

製作国:

上映時間:101分

3.9

あらすじ

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」に投稿された感想・評価

Kantoku

Kantokuの感想・評価

3.5
魔法の三味線が使える主人公クボが闇の勢力から逃れながら、親の仇を討つための旅に出る物語。まず、やはり3Dストップモーションアニメが凄くて、どこからCGでどこまで実物を動かしているのか全然判別できない。日本を舞台にしたファンタジーアクションでこれほどクオリティの高い人形劇(褒めてる)を見せてくれたのに感謝。ストーリーはまぁ王道なので目新しさは乏しかったが、正統なストーリー展開に日本の丁寧な描写が織り込まれていて日本人目線でも楽しめた。とはいえ、終盤は少し急ぎ足だった気もするので、もう少しゆとりを持たせて余韻を味わいたかった気もする。
この映画には、サムライが出てきます。三味線とじょんがら節が出てきます。そりゃ姓だろ、とツッコミたいところですが、久保というヒーローが出てきます。時代不明瞭ですが、十二単(じゅうにひとえ(らしきもの))の母が出てきます。色紙と折り紙が出てきます。佐渡おけさ、が出てきます。灯籠流し、が出てきます。神代杉と、その境内の祭りが出てきます。サシミが出てきます。

最終的に、この物語は、日本の盂蘭盆会──死者が蘇り生者を見守る──の伝統を、敵を倒すエネルギーとします。

しばしば、アメリカの映画には、類型的な日本・日本人が出てきます。筒井康隆の色眼鏡の狂詩曲では、アメリカから見た日本には、サムライ、ゲイシャ、全学連、しか居なくて、それらが、阿鼻叫喚しながら、ハラキリやら、すもうをとっていますが、時代が進んで、それほど酷くないとはいえ、大衆的な日本人観は固定的なものです。

そんな紋切り型の、日本人観が、この映画ではかなり成長しています。いや、成長どころか「ほんとにコレ外国人がつくったの」と、あっけにとられるような「日本」に瞠目します。時代考証のズレや曲解もあるのかもしれませんが、日本の風習を知ろうとしている努力が、見えます。その努力には、畏敬と感動を覚えます。

いちばん、すごいのは、お盆の構造を理解し、映像化していることです。正直なところ、毎夏なんとなくやっている、私たちの風習、盂蘭盆会の要旨ついて、この映画に教えられるところがありました。

親子の物語です。また、自分自身のアイデンティティを抑圧する敵との戦いです。
ひるがえってみると、アメリカ人が再現した日本を、揶揄しながら、そのくせ、自分は日本人として、確たるアイデンティティがあるワケでもない、ということが、この映画を見ると、よく解ります。
日本人だったら、複雑な心境にならざるを得ない、外国映画です。

しかしこれがストップモーションて……。アルゴ探検隊の大冒険が石器時代のようです。
notitle

notitleの感想・評価

3.5
自分の目を狙う月の帝から、己を守るべく、神器を探しながら隠された過去を知っていく話。外から見た、スタイリッシュで、カッコいい日本が、丁寧に描かれていた印象。ストーリーは割と王道でそこまで惹かれなかったが、ストップモーションでこれは凄い。
Yuuki

Yuukiの感想・評価

4.0
不思議な三味線を奏でると折り紙に命が吹き込まれて自在に操ることが出来る少年クボは、衰弱した母親と暮らしていた。ある日、母の妹である闇の姉妹が現れてクボの片目を奪いにくるが、母親が自らの命と引き換えにクボを救う。「三種の神器を探しなさい」と今際の際に告げられたクボは、かなり面倒見のいいサルと記憶を無くしたクワガタ侍とともに旅に出る。果たして…な話

フォロワー氏に聞いたオススメを見るシリーズで、名前は知ってたけど見てなかったやつ。独自の解釈や美的センスを散りばめた日本を舞台にして展開される3人の旅路、ストーリーは本当に子どもでも容易く理解できそうなほどに分かりやすく、昔話を見ているよう。そんな中幻想的かつイキイキと動き回るキャラクターの姿はまさに一見の価値あり!クボが親の意思を受け継いで強く成長する姿はかなり熱くなれる…!

で、これストップモーションらしいですね?調べたところ1週間でたった3秒しか撮影できず、スタッフ全員の稼働時間の合計が100万時間超えという途方も無い時間をかけて作られたとか…。でもCGで凄まじい映像が作り出せる昨今、果たしてストップモーションという手法に意味はあったのか?と思ってしまいましたよね…。パッと見でストップモーションに見えないぐらいクオリティを高まってるあまり、いまいちその苦労が伝わって来ないような。そのチャレンジングスピリットは素晴らしすぎるけど。スタッフが2〜3人発狂してなきゃ釣り合わないぐらいすごい映像だよな!そのことが見てる間ずーっと気になってました。全体としてはかなり面白いです
うこ

うこの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おませな息子に厳しいけど優しさもあるお母さん、明るくておばかだけどきっとやる時はやる(笑)父さん。皆でごはんとか息子のイタズラとか夫婦の痴話喧嘩とかなにげない出来事があったからこそクボは前向きに生きてくんだろうなと思う。

でも何も起きてなかったとしたらクボが生まれてからずっとあの家族団らんな時間が毎日続いてたんだろうなってかんがえたら辛い

辛さがあっての幸せかもやけどただただ幸せになってほしかったなぁ

ストーリーてきには大好きやけども(笑)(笑)
武具と仲間を集め闇と戦う王道アニメーション

3つの武具を集めなさい
な、なんだこの心のどこかにある少年の心をくすぐってくる映画は・・・
王道の中の王道、少年の心を忘れてない人ならきっと楽しめるはず
武器が三味線と折り紙なのがまた良い
映像も細かくて非常に美しい

ただ個人的好みとしてはラスボスは変身せずその姿で戦って欲しかった
変身後のフォルムがね・・・

エンドロール前に撮影風景の一部シーンが入るんだけど、これがもう、はえ~すっごい
こんなヌルヌル動くストップモーションアニメーションは初めてかもしれない

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー自体はすごく王道な和風ファンタジー。むしろこれが日本で作られた作品じゃないことが驚きなぐらい、日本の四季折々の風景や独特な死生観が描かれていて、そこが大きな魅力かなと!
主人公とその両親の魂が再会するラストはやはり美しく、しみじみと良かったなあと思う一方で、月側の特にミカドに関しては悲惨の一言。クボを強引に月に引き入れようとした結果、記憶と不死性を奪われ忌み嫌っていた地上人へと洗脳改造されてしまう。上位存在の天上人から地上人への都落ちなわけだから、ミイラ取りがミイラになる以上のカウンターパンチなわけです。これはゾッとしますね...

総括としてラストはちょい怖いけど、美しく凄まじいストップモーションアニメには無二のものがある名作だと思います!おしまい!(ベベン)
せぶみ

せぶみの感想・評価

4.0
一言目の台詞から一気に引き込まれた
同じ台詞を3回登場させるあの構成は絶妙

そしてとにかく映像の美しさ
折り紙を使った魅力的な演出
製作現場をずっと見ていたい
sirayuki

sirayukiの感想・評価

4.1
あんまり期待してみてなかったからかとても面白く感じた
何よりストーリーが和を感じられてかつ構成がしっかりしていてとてもよかった。
母が直前に遺していったものとてもぐっじょぶ。心当たたまる感動の家族愛ラスト。
余すことなく視界に飛び込んでくる映像美。賞を取るわけだわ。だってどこを切り取っても綺麗だもん。
さゆ

さゆの感想・評価

4.3
ずっとずっと気になってたけどようやく鑑賞しました。

もう凄い!
拍手です。
そして何より、日本が舞台って事に感動。
弦の意味を知り更に感動。




ー思い出は何より強いー
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