せきもと

KUBO/クボ 二本の弦の秘密のせきもとのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
3.0
日本をなんだと思ってるんだ…

超一級のストップモーションアニメ。質感が違う。リップシンクなので字幕の方がすんなり見れるかも?

エンディングアニメといい本編のアニメといいアニメーションの質が高すぎるくらい高い。動かないものが動くというアニメーションの(本来的な?)快感がある。
でもストーリーはつまらなかった。つまらなかったよな?面白くはなかった。
名前がクボなのもクボのイントネーションも日本人顔から英語が話されてるのも受け入れ難い。ハンゾウなのに侍だし母親はモンキーだし馬鹿にされてんのか???
いや、監督は宮崎駿とかが好きな人だしリスペクトがある
ただこう、ファンタジックジャパンてんこ盛り詰め合わせというか、テーマパーク的に日本を捉えている感じがあって世界観がエンターテインメントとして受け入れ難い。
まぁでも明治神宮とか日本人より外人の方が圧倒的に多いし、日本人いないんじゃね?ってくらいだからそういう事なのかなと思ったりもする。

3dcgが主流になったアメリカセルルックアニメの立体感と人形を用いたストップモーションアニメの先天的な立体感は似ていて同じような動き方をするけれど、やっぱり質が違ってストップモーションアニメには「リアリティ」という点で圧倒的に優位。もちろん自由度や繊細さにおいては3dcgに軍配が上がるし、ストップモーションアニメだから何もかも素晴らしいという訳では無い。一見同じように見えていてもきちんと棲み分けがなされているようで安心した。アニメーションの未来は明るい。