若大将オーウェン

KUBO/クボ 二本の弦の秘密の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
4.0
早く日本公開してくれ〜と思ってましたが、やっと見れました!あくまで初見の感想です。というのも決して難しい話ではないし、ストレートに楽しめるんですけど、もう一回見直してこそより話として分かる構造になっていると思うからです。見ている間は何度か引っかかるところがあったんですが、結構ハイコンテクストな映画なんじゃないかと思いました。
なのでそれを前提に気になったところは、導入が少し長いのと、三種の武具を取りに行きますが、それが本筋とあまり絡んでいないような気がしました。(もう一回見たら分かるかも)
ここから褒めです!当たり前ですが、ストップモーションがすごい。眼福とはまさにこのこと。大学の先生が「手間暇を感じる能力が人間にはある(だからすごいと思う)」言ってたのを思い出しました。極北ですよね。
バトルシーンとか猿の毛並み感とか素晴らしい。
あとクボの武器が三味線っていうのがめちゃくちゃかっこいい。世界観も日本文化へのリスペクトというかラブレターですよね、それが感じられましたし、優しいメッセージには自分も亡くなった人のことを思い出して感動しました。
そして北米公開時からYouTubeで見てましたが、EDの「while my guitar gently weeps」が最高!内容とも合ってるし、それが泣いてるんだってもう感動しますよね。
今年必見の一作だと思います!