スタジオライカ作品と言えば、『 コララインとボタンの魔女 』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』を見た。どちらも初見時はピンと来なかったけど妙に琴線に触れて、2回め以降でじんわり感じてきて今ではどちらも大好きな作品になってる。
KUBOも「あぁなんだかヨクワカラナイけどヨカッタナー。」という感じ。
【ネタバレあり】
まず、「瞬きすらしてはいけない。」と、三味線の音色で折り紙を操りワクワク人形時代劇で、なんとなくKUBOの過去と使命的な事を説明してくれる。
そのKUBOは、日が落ちて以降は外に出てはいけないと、なんだか訳ありな母に言われているがある時、日が暮れてしまう。そうすると何かに見つかって旅立つ事になるのだ。
旅はサルとカブトムシの3人で、目的はカブトとヨロイとカタナを探す事。
途中で色々あって、KUBOの誕生秘話や生い立ちが明らかになり最後は大団円。
全体的にテンポも良いし、クライマックスへ一気になだれ込んで一気に盛り上がる。言うことなしなんだけど、なんだか「???」が残っちゃう。
そもそもなんで旅してるだっけ?
そもそもなんでそこまで狙われうんだっけ?
結局敵は誰なの?
私みたいにぼんやり映画鑑賞タイプには一回では理解できないことが多い。でもまた2回3回と見るうちにじんわり染みてきて、そのうち号泣するんだろうな〜。パラノーマンの時みたいに。
最後に言わなくてもいいけどどうしても… やっぱり登場人物みんながキツネ目なのはどうかな〜と思っちゃった。最近話題になったアジア人蔑視の表現と重なっちゃう。作り手に悪気がないのは百も千も万も承知ですけど。