音楽が素敵なファンタジー。突拍子もない設定だけど、ファンタジーと割りきって！私は受け入れられました。ただ、完全に理解するには聖書の勉強をした方がいいのかも。。。
もちろん知識なくても楽しめました。何でもない人々の人生の焦点をあて、それぞれ余命までどう生きるかをおった作品。リズム感も好きだし、大好きなオムニバス的な場面の進みかたで面白かったです。ファンタジックコメディーなので、所々笑える要素あり。
個人的には、愛してくれない旦那をすて、ゴリラと人生をともにする道を選ぶカトリーヌ・ドヌ～ヴが一番現実的な生活をしていながら、非現実を生きる選択をしていて興味深かったです。生き方を変えたあとの表情演技が上手い！あと美しい。７０過ぎているのにさすが・・・
神様=父親 が嫌なやつで、女神=母親 が父親に抑圧されてるって設定はベルギーの社会的背景を投影してるの？かな？
