このレビューはネタバレを含みます
フランスらしくて好きだー!
エンディングの曲が好きすぎる。
不幸の中に幸せを持たせ、期待させるのが神様の仕事で、
暴力的で高圧的な神様に胸糞。
宗教的で哲学的で閉鎖的なものに奇跡を与える。
もし自分の余命が分かったら?
そのとき自分はどうするんだろう。
自分たちの死に直面したとすれば、
何を考えてどう行動するのか。
自分と他人を比べて怒ったり、悲しんだり、喜んだり、ずるい、だとかそんな感情もあるんだなあ。
大理石の階段を転がるような笑い声、30人の男がクルミを破ってる音みたいな声、
死んだラクダを放置したようなニオイ、
だなんてフランスらしい表現なんだろう。
人生はまるでスケート場、転んでいるやつばっかり。は心に響いた。
みんな少しずつ歪んでいるけど、美しい。
欠陥していてこそ人間でいるんだなあ。
モブキャラのベットシーンはあるけれど、
使徒の本当に愛する者のそういったシーンはなく、体ではなく心の繋がりのような表現が多かった。
LGBT、人間を愛せない物、人を殺す者。
多様性を認めるフランスらしい作品だった。
それにしてもポスターに映画の良さが出ていなさすぎ。
あとポケモンネタが出てくるなんて笑