自分としては面白くも怖くもなかった。
ただ最終話の「クニコ」の創りだけは攻めてるというか前衛的というか、そういう意味では面白かった。
エリック・サティの「ヴェクサシオン」の最後に840回のリピート指示やアンディ・ウォーホルの8時間以上エンパイア・ステートビルをただ映すだけの映画などと同様、あまり例のないものだと思った。
余りに突き抜けた表現だったため怖く感じる人もいたんだろうかとも考えたが、怖かったのは一瞬であとは視聴者の想像力に任せる系の悪く言えば「金と時間返せ」みたいな作品じゃないかと思ってしまった。