AliJeanさんの映画レビュー・感想・評価

AliJean

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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

この手の作品にしては何のミスリードもなくそのまんまかーい! と思ったが、創りはしっかりしていたので、どこでひっくり返されるのかと思い続けた興味で最後まで見られた。
80年代をテーマにした割にはその部分
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

5.0

ビートルズの曲が場面場面にハマっていて脚本のリチャード・カーティスのビートルズオマージュが溢れていた。
特にビートルズが存在していなければあの人はどうなっているかという… そこはファンとしては号泣もの
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

1.9

冒頭5分で演出の臭さと台詞の説明調と下らなさに視聴を止めたくなったが、最後まで見ずに判断してはいかんと思い我慢して視聴。
その後は画作りがしっかりしていたので何とか見られて同監督の過去15年程の作品の
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0

シリーズが回を重ねるごとに予算が増え規模感が増して行くのは当然のこととしても、それに見合うだけの面白さもアップしているのは凄いと思った。
闇落ちしたまひろとも取れるかえでのキャラは強烈で、まひろにはち
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サイレントチャイルド(2017年製作の映画)

4.0

短編ながら非常に見応えのある作品だった。
冒頭の田舎道を走る自転車の空撮の美しさからぐっと惹き込まれ、聴覚障害を持つ少女とヘルパーの絆が次第に生まれていく様に更に惹き込まれた。
ただのお涙頂戴ではなく
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ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(1992年製作の映画)

4.5

最初の劇場公開版と違ってハリソン・フォードのモノローグがない分、巻頭から作品のイメージがかなり違った。
会社側の監督の描きたかった世界観が世に受け容れられないという懸念からモノローグとハッピーエンドを
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ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.0

盛り上がりに欠ける感じで、ひとつひとつの怪奇現象も地味だったので多少退屈に感じてしまった。
終盤になってやっとネタが明かされ、全ての怪奇現象が伏線として次々と回収されていくところは痛快だったが、これだ
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ぱん。(2017年製作の映画)

2.9

出だしは自主制作感が強すぎて何だかなぁ~と思ったが、あまりに振りきったメチャクチャな展開に思わず笑ってしまった。
「カメ止め」の竹原芳子が出演していて驚いた。
YouTuberが伊藤沙莉かと思ったら渡
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曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

3.0

「ツイン・ピークス」や「NIGHT HEAD」のように、わけの分からない結末を迎えたTVドラマが映画化されて謎が解き明かされると思いきや、更にわけが分からなくなった時のように、
よく分からない「アカル
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.0

オダギリジョー演じるどうしようもない社会不適合者の周辺を巡る人間模様にゴースト・ストーリーとファンタジーが絡む、どう捉えていいのか全く分からない作品。
何かしら心を動かされる部分はあるが、それが何なの
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

一流どころのキャストを揃えたホラーとなるとそれほど極端な展開は無くちょっとした仕掛け程度のことかと思いきや、意外に攻めた創りになっていた。
とは言え映像は終始お洒落でグロ表現は控え目なので、ホラーが苦
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復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

3.6

翌年の「蛇の道」と「蜘蛛の瞳」のセットと同じパターンで2作目のこの作品も監督の好き放題に作ったようだと思った。
菅田俊との無駄話ドライブを延々と長回しで見せるところから、ただのB級作品ではない雰囲気を
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くみかえの日(2003年製作の映画)

3.5

ワンシチュエーションもののSF?
設定された世界観の中で特に大きな事件が起きることもなく淡々とストーリーが進んで行くが、見ていてイメージが膨らんで行く気がして楽しめた。

水路の兄弟(2002年製作の映画)

3.4

下水に住んでいるらしき兄を弟が訪ねて、ひたすらついて回るというだけの作品。
終始わけが分からず、異様な雰囲気が漂う。
たたみかけるように次々と映し出される風景に何故か不安感を煽られ、シュールからホラー
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夜の話(2000年製作の映画)

3.3

シュールで妖しく気持ちの悪い感じがほんの5分の作品にも関わらず印象に残った。
「鉄男」や「リング」の呪のビデオを連想させるテイストに魅せられた。

軌道の上の恋(2013年製作の映画)

3.0

流れ星になった小さな恋というロマンチックなお話しと言いたいのかも知れないが、冷静に考えると悲惨なお話し。
低予算を逆手に取ったような宇宙船の中のボロさ加減は良く出来ていたと思った。

蛇の道(2024年製作の映画)

3.2

1998年のオリジナル版からのセルフ・リメイクということで、期待半分・不安半分で視聴。
結果的には可もなく不可もなくという感じ。
フランスの風景の中でほぼ同じストーリーが繰り広げられるのは目新しかった
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.5

広い意味でのゾンビもの、いわゆる感染系。
モラルのリミッターが外れ意識があって思考も出来るうえで凶暴化するという、従来のゾンビものにはなかった設定が新しい。
ゴア描写は非常に過激、肉体損壊と血糊の量は
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.8

突然スタッフ達が悪魔に攻撃される必然性が感じられず当初はあまり乗れなかったが、ストーリーが進むにつれ、それぞれの設定が伏線となっていることに気付き面白くなっていった。
低予算な感じは拭えなかったが、怪
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復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

3.9

黒沢清らしい乾いた暴力と静かで深い狂気を感じさせる作品。
バイオレンス描写で北野映画を彷彿とさせる部分が多々あるがよりドライな感覚だった。
そこには否定も肯定もなく、北野映画で感じたそこはかとなく漂う
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

開き放たれた窓に吹き込む雨のシーンから始まって終始不穏な空気が流れ続け、家族4人が日常から逸脱していく様が淡々と描かれる特異なホームドラマだった。
劇中起こるいくつかの事件が展開していくこともなく、最
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ナイトスイム(2024年製作の映画)

2.5

巻頭から面白くなりそうな感じはあったが、そのままの状態で30分が過ぎ1時間が過ぎ、???となっていると、余り盛り上がらないクライマックスがやって来て終わってしまった。
そんなに酷いという感覚でもなく、
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.5

予定調和を嫌う黒沢清監督らしい作品だと思ったが、それにしてもやり過ぎだろうとも思えてしまうほど極端な創りだった。
ストーリーもあるのか無いのかよく分からないくらいの緩い展開で、銃撃シーンすら淡々と描
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.5

高橋洋の脚本ということが大きいとは思うが、黒沢清作品としてはストーリーが分かり易く、どんでん返し的な展開もあり、一般的なエンタメ寄りだと感じた。
ただあくまで黒沢清作品の中でという意味で、映画全体の中
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カリスマ(1999年製作の映画)

4.0

得体の知れない1本の木をめぐるよく分からない攻防戦が繰り広げられる中、役所広司が「血の収穫」のコンチネンタル・オプのような役回り(映画で言うと「用心棒」の三船敏郎や「荒野の用心棒」のクリント・イースト>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

黒沢監督の作品としてはかなりテイストが違っていたが、極力説明的な描写を排した表現は確かに黒沢清作品だった。
枠組みはサスペンスだが一般的なエンタ メではなく、人間の悪意・憎しみがネット社会の中で増殖し
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

3.5

狂気を暴走させた女にただ襲われるという作品で、ゴア描写の強烈さが際立っていた。
ベアトリス・ダルのキャラがハマり過ぎるぐらいハマっていて、この人本当にこんな人間じゃないかと思えてしまうほどだった。
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プライス -戦慄の報酬-(2019年製作の映画)

1.5

何も起こらない時間の描写が長過ぎてイライラしていたら終盤3分の1ほどで突然の急展開。
その後の流れがグダグダなのと主人公の不甲斐なさでまたイライラ。
脚本上の疑問はいくつかあったが、1番の疑問は
何故
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リピーテッド(2014年製作の映画)

2.5

シンプルな「メメント」のようなありきたりな設定だと思ったが、コリン・ファース、マーク・ストロングのどちらが嘘をついていんるだろうという演技派2人の心理戦は見応えがあった。だが最後の最後でのオチの付け方>>続きを読む

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

2.9

老朽化した薄暗いマンションは雰囲気があって良かったが、そのロケーションを利用した恐怖演出が終盤までなかなか出てこず、中盤は退屈してしまった。
1作目の謎がいくつか明かされたが、まだ明かされていない部分
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悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.0

インドネシア映画ということでまず興味を引かた。
ストーリーが多少説明不足な部分や唐突な解決からのしつこいバッドエンディングのダンスシーンはイラッとしたが、各種の恐怖描写は良かったので全体的には楽しめた
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セーフティ(2019年製作の映画)

3.3

銃声がしてからの教師の対応の早さが、アメリカが銃社会であることを的確に表現しているように思った。
緊迫感と恐怖に満ちたアメリカの悲劇の一幕を切り取ったような作品。

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.9

リメイクもので単独の作品として納得出来るものは少ないが、この作品はそれ以上だった。
オリジナルの韓国映画より韓国映画らしい猟奇的な肉体損壊描写や「セブン」のような設定が作品の世界観を拡げていたように思
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ブラインド(2011年製作の映画)

3.7

さすがに2度もリメイクされた作品だけあってよく出来た作品だった。
警察学校出身であるということと盲目であるという2つの設定が上手く活かされていて、ひとつひとつのエピソードにも納得が出来た。
盲人用のア
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.8

曾祖父母の行動の違和感が田舎の日本家屋の不気味さと相まって、次第にエスカレートして行き、中盤からはこの地方都市全体の狂気が異世界と言っても良いような感覚になり、とにかくどんな酷いことが起こるのかという>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

説明的描写を排した観る者の想像力が試される一作。
裕福そうな家族の優雅な生活描写からはじまり、ナチス側のエピソードにシフトして行く。
所々理解出来ないシーンがあって、ネット・YouTube等の考察を参
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