阿部寛扮するウダツの上がらない小説家兼探偵とその母親である樹木希林のダブル主演。
ディズニーやMARVELが視聴者に夢を見せてくれる作品だとしたら、こちらはひたすらに現実を突きつけてくるような作品。まさに是枝節！
樹木希林の演技はもはや演技してるのか素なのかよく分からない素晴らしさ。
かっこいいはずの阿部寛はその片鱗をひた隠し、近寄られたら思わず後ずさりしてしまうようなおっさんを見事に演じていた。
大事に思っているはずなのに、その人が自分の前からいなくなってようやく気づく…そんな当たり前のようで誰でも犯してしまう失敗を私も繰り返さないように周りの人を大事にしたい。
