海よりもまだ深くの作品情報・感想・評価・動画配信

海よりもまだ深く2016年製作の映画)

上映日:2016年05月21日

製作国:

上映時間:117分

3.8

あらすじ

「海よりもまだ深く」に投稿された感想・評価

阿部寛はどうしてこんなにダメな男がうまいのだろう?背も高く顔も濃い二枚目なのに、本当に情けない男にちゃんと見える。
こういう今を愛せず過去にばかり執着するダメな男に縁があるので、キリキリと胃がいたんだ。
「言っとくけどな、そんなに簡単になりたいおとなになれると思ったら大間違いだぞ」思わず笑った

このレビューはネタバレを含みます

カルピスで作る冷蔵庫臭い自家製アイスのあの侘しい味をどうして私は知っているのだろう。

役者揃い過ぎでオープニングタイトルに流れる役者の名前を観ただけで名作の予感。
阿部ちゃんがクズ人間を好演し過ぎて本気で嫌いそうになった。そんな元旦那に心底幻滅してそうな真木よう子の冷たい視線が怖いのなんの。
そしてどこまでも残念な弟、残念な息子に呆れつつも、わずかな希望を捨てきれない家族たち。小林聡美に樹木希林、完璧すぎて言葉もない。

どっぷり生活感あふれる日本の庶民の暮らし、ある世代以上にはジワリと染みる記憶に違わぬ「実家」の有様を恐ろしいほどリアルに描き出す是枝節。相変わらず何気ない会話劇のリアルさがぐいぐい刺さる。

真の悪人じゃなくても、絶対家庭に向かない人間がいる。
それは本人や周囲の努力でなんとかなるものでもない。そんな希望は、長年の失望の繰り返しでいつしか潰えるものだ。
だからこそ、いつかはお互い現実を認め、前に進まなくちゃならない。
情にほだされてヨリを戻してめでたしめでたし、なんていう安易なエンディングじゃないところが秀逸。

ただ2点、これって男性脚本ならではの勝手なロマンだよなぁ・・と思うところが引っかかった。
1,「水彩じゃなくて油絵」の例え。実際のところ、女の多くはキャンバスごとサクッと取り替えて、古いのは粗大ゴミに出します。チーン。
2,成り行き上、別れた元旦那と義実家で寝室を共にする羽目になり、手を出されそうになるところ。しかも義母がグル?!離婚経験のある女性が観たら普通にトラウマものかと。
15年前に文学賞を取った良多(阿部寛)は、その後、うだつが上がらず、探偵事務所で働く。
妻と離婚してしまった良多は子どもと会う日に実家に向かう。
その実家にいるときに、台風が来て…。

余韻が残るような…いや、この後どうなるの?って結末が映画の醍醐味なのか?私はある程度の結論はほしい。
ri

riの感想・評価

-
「海よりも深く人を愛したことある?」
「無いから、生きていけるんでしょう」

真木よう子の別れた夫を煙たがる表情や仕草が痛いくらいリアル。

樹木希林の孫を可愛がる姿もよかったなぁ。娘と母とか、姉と弟とか、人間同士の描写がとにかくリアルで、本当にこんな家族、居るよなぁと思った。

阿部寛が、「昔、幼稚園の頃からおじいちゃんと一緒に買ってたんだ」と言って自分の息子と宝くじを買うシーンとか、昔の父親との思い出を語るときとか、昔の父親と自分の真似をして、息子を台風の中、夜の公園に誘い出すところとか、心がツンとなった。

舞台が団地なのもまた良いなぁ。

あと、真木よう子と阿部寛、眼が似ている。
今ある幸せを今大切に。
過去はいつだって万華鏡を覗くみたいにキラキラして見えるものだけど、覗いている今まさにその瞬間も未来の自分にとっては万華鏡の中の世界で。もう届かないと思うものは実は今自分がいるそこにあるもので、過去や未来を想うとき、同じように今も想えたらいいのに、と思いました。

阿部寛のうまくいかない毎日の中にもどこかに少し希望があって、その少しの希望は未来になったとき、たぶんきっととても大きくみえる、そうゆうものなんだろうなぁ人生って
nicoden

nicodenの感想・評価

4.1
樹木希林×小林聡美の時点でやられる。
父親を嫌っていながらも父のように接する姿は、親子愛を感じてぐっとくる。
樹木希林って本当にすごい、セリフはもちろんだけどちょっとした動作とかが自分のおばあちゃん観てるみたいだった。なりたかった大人になれてるかって刺さるな〜
Me

Meの感想・評価

2.8
日常が淡々と進んでいく話。
樹木希林さんが出てると惹き込まれる!やっぱりすごい。
なくした時に気づく大切さ。
気づいた時にわかる気持ち。
わかった時に感じる、後悔。
後悔した時に思う自責の念。
おもった時に誓う次の一歩。
Akayo

Akayoの感想・評価

4.0
 やはり是枝監督の作品は好き。嫌いな人がいるのもわかるが。思えば樹木希林だったのか、と今になってもう一度観たい。(映画館)
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