カルピスで作るシャーベット、カチカチに固まって冷蔵庫臭い。そう言いながらも母と一緒に食べる、子供の頃からの家の味。きっとそんなもの誰にでもあるでしょ、ただちょっと恥ずかしくて余り外では言えないけど。
ダメな父親なのに嫌うことなく、クシャクシャの宝くじをくれると言って控えめに喜ぶ(ちゃんと母の顔色見てる)息子くんがとても良い子でかわいい。公務員になることが夢で、フォアボールを選ぶのもちゃんと地に足がついてる感じがして、良いなあと思う。
余り前進してないように見えるラストだけど、皆んなにどこか清々しい。台風が去ったあとの空。
しかし、年末年始にかけてリリーさんをよく見てる(二重生活、バクマン、この作品)。どれも脇役だけど、印象深い。私がリリーさんを初めて知ったのはポパイでの連載で、くだらないけどちょっと本質ついてるみたいな感じを当時から持っていて、今もそんな感じなのかもなー。いずれにしても好きっちゅうことです