切ないけど温かみのあるそんなストーリー、
久々に邦画を見たけどやっぱり日本って良い国だな〜って思える。食卓の場面とか、お線香とか。。
ダメな元旦那阿部寛は小説家といいながらも賞をとったのは随分昔で今は中々書けずにいる。探偵の仕事をしながら息子慎吾と月一で会えるのを楽しみにしている。
元妻は新しい彼氏ができていて、今を必死に生きてる。
阿部寛が教育費を延滞しながら嫌気がさしている元妻
台風を機におばあちゃん家で1日久々に家族で過ごすことになる。
慎吾に月一会えるのを楽しみにお金がなくても無理をしてミズノの野球スパイクを買ってあげたり、マックじゃなくてモスのハンバーガーを食べさせてあげたり。
慎吾がお金を気にしてミズノ本当にいいの？と聞いたりパパは何も食べなくていいの？と気にしていて心が痛くなる。。
どんな時も父親と胸張っている。
探偵の仕事で高校生に阿部寛が怒ったときに
なりたい大人に簡単になれると思ったら大間違いだぞ！！！！ってめちゃくちゃ怒るシーンがある。そのあと息子の慎吾にパパはなりたかった夢になれた？って聞かれて なれてない。でもそういう気持ちを持っていきてい生きていく事が大事なんだよと言っていてしんみりとくる。
またやっぱり樹木希林さんの演技が凄い。
最近樹木希林さんの本を読んだばかりなので尚更グッとくるものがあって。
本物のおばあちゃんがいる自然にフッと入り込んでいて、樹木希林さんのセリフが良いことばかり言っていて。。
コンニャクは1日寝かせないと美味しくないのよ人間みたいにね、のシーンで煮物を作っているとき日本の食卓っていいよなあって暖かい気持ちになって。
海よりも深く人を好きになったことある？
ないからみんな生きてんのよって、
おばあちゃん家の物を探ったりしている阿部寛本当ダメだなあと思いながらも、家族って壊れてしまっても家族だよなあ。。って台風の一夜でいろんなことを思わせてくれる映画でした
