このレビューはネタバレを含みます
「海よりも深く人を愛したことある?」
「無いから、生きていけるんでしょう」
真木よう子の別れた夫を煙たがる表情や仕草が痛いくらいリアル。
樹木希林の孫を可愛がる姿もよかったなぁ。娘と母とか、姉と弟とか、人間同士の描写がとにかくリアルで、本当にこんな家族、居るよなぁと思った。
阿部寛が、「昔、幼稚園の頃からおじいちゃんと一緒に買ってたんだ」と言って自分の息子と宝くじを買うシーンとか、昔の父親との思い出を語るときとか、昔の父親と自分の真似をして、息子を台風の中、夜の公園に誘い出すところとか、心がツンとなった。
舞台が団地なのもまた良いなぁ。
あと、真木よう子と阿部寛、眼が似ている。