アイスランドに住む43歳独身の内気な大男のフーシが、躁鬱病を患うシェヴンに恋する話。
フーシはとても心が優しい人で、シェヴンが躁の時は良いけど、鬱の時に散々振り回されてもシェヴンのために色々と尽くすところが初めて誰かを好きになって、うまくいかなくてもいつも相手のことを考えているからこそ出てくる行動というのが細かく描かれていて良かった。最後サラッと花屋さんを作るところとかもカッコいい。
作中、フーシ自身を現すように物静かなシーンが淡々と続くけど、一切退屈することなく見入ってしまった。フーシが会社の同僚にいじめられているシーンや幼女誘拐に勘違いされるシーンとかは胸が苦しくなったけど、最後はフーシの優しさを理解してくれる人もいたり救われる部分もあった。
私はこのアイスランド映画を知らずに観たけど、とても良かった。
