柏エシディシ

タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑の柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
グッチーズフリースクールさんの「青春映画学園祭」にて、鑑賞。
ルーニーマーラ、ブリーラーソン無名時代の作品。ソフト化さえされていない未公開作品をスクリーンで観れる貴重な機会でした。
ありがとうございます。

寄宿学校の女学生たちの物語という、ヨーロッパ映画的な繊細な作品という先入観とは、ちょっと違った印象でした。
エピソードのひとつひとつが類型的で、いまいち深みが無かったのが残念。

フェルナンダとヴィクトリアの関係性は女性特有のモノだと思うのは自分が男だから、気にし過ぎなのでしょうか。
それでも、ここの関係性の変化や、二人の心情の揺れをもっと丁寧に描いて欲しかったな、と思ったりしました。

あと、starsは好きなバンドなんで、フューチャーされてて嬉しかったのですが、作品の雰囲気にマッチしているのかと問われると、難しい所です、、

ポジティブな面では、若いブリーラーソンの、昨今のイメージとは異なる小悪魔ロリータキャラクターは、可笑しくも可愛くもあり、劇場内でもウケてましたね〜〜。ローラースケートと女の子って、映画史定番の萌えコンボですよねw

実力派女優として着実にキャリアを踏み出しはじめたルーニーマーラの初々しい美少女振りが真空パッキングされてますし、ジョージアキング、エイミーファーガソンも素敵な表情を何度も見せてくれます。
若い女優の、その時にしか撮れない姿や表情をしっかり捉えてるという意味では、青春映画としてのツボは押さえてるとは思います。
柏エシディシ

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