タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑の作品情報・感想・評価

「タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑」に投稿された感想・評価

FARGO

FARGOの感想・評価

4.3
【アメリカの田舎町にある全寮制の女子校を舞台に、最高学年を迎えた4人の女子高校生の友情と恋愛を描く青春群像劇】

『ドラゴンタトゥーの女』や『キャロル』などで知られるルーニー・マーラの初主演作となる作品🎬
昨年の12月、日本未公開映画の上映を企画・運営しているGucchi’s Free Schoolさんの「歳末青春大セール! ティーンムービー傑作選」という特集上映会にて鑑賞致しました😚

【多感】

今やハリウッドを代表する女優となったルーニー・マーラ他、映画『room』にて最優秀主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンらが女子高生を演じる貴重な作品❗️

校則への反抗心、母娘関係、既婚者への恋愛、先生への恋心、LGBTなどなど、思春期真っ盛りの彼女たちが抱える様々な悩みが描かれている作品😌

都会から遠く離れ、赤く色付いた森を抜けた先にあるいかにも厳格で伝統的な校舎に加え、落ち着いた佇まいのルーニー・マーラ演じる主人公のナレーションなどの影響か、全体的に他の青春映画では感じられない独特な詩的雰囲気が漂っている箇所も魅力👍

しかし、なんといっても今作の一番の魅力は、まだ若い役者陣が魅せる”胸を締め付ける躍動感”だと思います❗️
仲良し3人組がぴょんぴょん跳ねながら肩を並べて歩く様子、校舎を抜け出し束縛から解放されたかのように喜ぶ様子、体育の時間にローラースケートやブランコで無邪気に遊ぶ様子などなど、彼女達の演技を超えた”躍動”が画面に息づいている作品でございました😆

ラストで明らかになる、「実はあの2人は…」みたいな展開も美しい音楽と重なり胸が締め付けられる

楽しかった夏休みが終わり、紅葉や果実の実りなどから感じさせる哀愁漂う初秋の香り🍂
少女達が一歩大人に近づいた瞬間が垣間見える傑作中の傑作👏

【嵐が過ぎ去った後に感じる静寂と美しい余韻】

なかなか鑑賞する機会の無い作品🎬
鑑賞出来た事に感謝すると共に、多くの方に今作を観て貰いたい珠玉の一本です🤗
kunico

kunicoの感想・評価

-
JK愛人を家に呼ぶ男の心理とは?!
しかも第一子が生まれたばかり。

ブリー・ラーソンがひたすらナスティーで、ルーニー・マーラが泥沼に溺れる。

いや、可愛いしオシャレなんだけど腑に落ちない諸々が多すぎてどう処理していいか全く分からない。
完全にルーニーマーラー目当てで行ったら思いの他ウェルメイドな作りの青春群像劇だった。ただ各登場人物の葛藤や悩みがそんなんでいいの?って言うくらいアッサリと解決してる風に描かれてたのが違和感だった。俺の大好物な遊園地シーンがあったのは個人的にグッドだった
とり

とりの感想・評価

4.0
ティーンエイジャーの感性・見えているものをソフィア・コッポラばりにガーリー文化を代弁し時に文学的(比喩表現や鼻につきそうな台詞)、絵画的(ボウリング場のレーン、ローラースケートしながら読書)に捉える。ブリー・ラーソンは近年に比べるとか珍しく男性教師を翻弄する自由奔放な魅力で女性性を体現するような好演が光りまくり。ルーニー・マーラとブリー・ラーソンだけがなぜ生き残れたのか、それどころか現代きっての名作請負人女優になったのかが見えてくる。最後に最初のナレーションが反復され、そのとき本当の意味が理屈じゃなく心で分かってくるから素敵。シスターフッド?
勝手に関連作『ヴァージン・スーサイズ』『ガールズルール』
TOMATOMETER12%、AUDIENCE27%→低すぎ!!
桐島、部活やめるってよ
よりも、
共感できる17歳女子が
描かれていた。

タナーホールという
女子寮で暮らす
4人の女の子の話。

不安定で傷つきやすく、
あどけない。
それでいて大人たちを食ったような
振る舞いをしたりして。

ちょっとだけ背伸びをして
悪ぶってみたり、純情だったり。

自分が誰かに当てはまるかとかは
おいておいて、
小悪魔のような少女時代は
キラキラと儚く、
彼女たちの人間関係の
絶妙なバランスと脆さが、
心地よく胸に刺さった。

小さな懺悔。

ルーニー・マーラの秋の装いは
どれもとても可愛らしく、
ジョージア・キングと共に
落ち葉を踏みしめるシーンは
そのアングルを含め、とても良かった。

ブリー・ラーソンは太腿がセクシー。
あのちょうど良さ、ふふふ。
由緒ある女子寄宿学校に入れられるくらいの少女たちの家庭は社会的にはそれぞれ裕福だと思うし、緩く見えるけど規律ある寄宿舎生活は、親との関係や問題ある少女たちには息のつける家ともなっている。
主人公となる美しく賢く分別も良心もある少女(ルーニ・マーラ)でさえ、母親とは会話も無く、学校は友だちにも恵まれた彼女の居場所になっている。
転入生の幼馴染を彼女が遠ざけるのも、奔放でずる賢いけれど問題を抱える彼女から自分の平穏さを守りたいが為と思うけど、自身も羽目を外すし、モラルに反する恋をしてしまい苦しむ。年上の男性に魅力を感じるのはわかるけどね。

少女と女の曖昧な境目で、性や異性への関心ががっつり描かれていて、既婚の男性教諭への悪ふざけは悪質だし(ブリー・ラーソンがエロい。)その男性教諭と妻との性交渉を持とうとする図はややしつこく感じるけど、思春期の少女たちには、まだ悪戯のもたらす結果が解らない。それでも罪悪感を感じるのは本質的に良い子なのだな。

自滅的な悪意も周囲を巻き込んでは許される事ではないけれど、こじれた少女たちの関係が、物語の終着点で、自分の気持ちに素直に行動し、大人(この場合親というのが辛い)に貶められた友だちの立場をかばって守り、共有した秘密を守ることで心の繋がりを見せたから、青春映画としてじわっと泣けてきましたわ。
現代のアメリカの女子校の様子全く知らなかったから、興味深かった。名門女子校の寄宿舎みたいだけど、母親たちも代々そこの出身みたいで、アダルトチルドレンみたいでタチが悪いなあ、と思った。母親同士の関係のドラマパートがあったら、見てみたい。娘のキャラクターは母親との関係によって作られているわけなので。ついいじめをやっちゃう人の心理がうまく描かれていたような気がする。ラストが意外な展開でクール。この後、すごく仲良くなるのねきっと、という感じね。今みるのにちょうどいい紅葉映画でもある。
k

kの感想・評価

4.8
これも青春映画学園祭で鑑賞。
そして、またしてもブリー・ラーソン目当てで鑑賞。

青春映画の最高傑作じゃないですか!!!

女子寮ターナー・ホールでの出来事。

先生を誘惑して遊んだり、寮から抜け出したりとやってはいけない遊びをするのが海外の青春映画。

邦画のスポーツ一筋や恋愛映画のようなキュンキュンする青春映画とは、別の青春。

主演はルーニー・マーラ。
やっぱ綺麗ですな。品がある。

その悪友とも言うべき親友役には、先生を誘惑するブリー・ラーソン。
魅力たっぷりですわ!

この収穫祭なら行きたい!!!

いやー、親友たちの仲をかき乱す役の女の子がブサイクだったなー。そこだけ、残念。
TOT

TOTの感想・評価

3.5
ルーニーもブリーもエイミーもジョージアも皆んなピッタリの配役で皆んな素敵。
今をときめく女優さんが若い頃にこういう青春映画に出るって、この年頃にしかできないことだし、ほんと貴重と思う。
しかも女子寮ものなんて!最高だ。
お話自体はありふれてる部分も多いけど、ルーニーが狂言回しになって、4人それぞれの心の襞を丁寧に追っていくストーリーラインが共感もてる。
サントラも良かったな。エイミーは一曲だけ自身で作曲演奏してるね。
ああしかし、新しい自分で歩き出す女の子の横顔って、なんであんなに凛々しくて美しいのかしら!

10/8 Gucchi's Free School 青春学園映画祭 渋谷ユーロライブにて
『青春映画学園祭』にて。日本未公開のタナーホール、心待ちにしてましたよ。Trailerからなんとなく観ておきたいなーと思ってましたが、なんでも、無名に近い頃のルーニー・マーラとブリー・ラーソンの出演作。
それぞれ今や注目を浴びて大活躍してるわけなので、先見性のあるキャスティングだったんでしょうか‥‥

コメディ調の学園ものなので、先生をおちょくる女子のあるあるだったり、シュールな状況描写に観客もウケていましたが、
夜の営み問題でセラピーに通っているのであろう教員夫婦の、ムードも何も御構い無しのアウトプットが一番ツボでした。

シーンの切り替えや戻し方が唐突だった気もして、脚本ももう一捻り欲しかったかな、なんて生意気なことを思ってしまいましたが
終わり方は割と好きでした。

お互いの最低な状況に居合わせた2人って、不思議な絆が生まれるものですよね。たとえ苦手だった相手でも。
そこに被さって流れたエンディング曲も良かったです。
OP場面にも通ずるような歌詞と、包容力を感じさせる曲調で、エンディングでの共感を助長させる感じでした。

gucci's free schoolさん、上映をありがとうございました。
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