台詞もエンターテイメント性もほとんどないのがこの映画の特徴です。起きたことをありのままに描いたという感じ。また戦争映画では珍しくほとんど敵兵(ドイツ軍)が登場しません。ノーランが描きたかったのは敵への敵対意識ではなく「戦争そのもの」ではないかなと感じました。
面白いかと聞かれたらNO。でも「戦争の怖さ」はビンビン伝わってくる作品です。
マジで怖いです(汗だくw)
特にXDやIMAXで見るとその音響(銃撃、爆発、船、特に戦闘機のプロペラ音)に圧倒されます。劇中止まることを知らない時計音がさらにその緊迫感と恐怖感を増長させます。こんなリアルな戦争映画どうやって作ったのか気になります。
もはやここまでくるとこのエンターテイメント性のなさがもはやエンターテイメントではないのかと錯覚さえ覚えますw
第二次世界大戦でも、もはや次は太平洋戦争にフォーカスした映画も撮って欲しいくらいですね。真珠湾攻撃からミッドウェー海戦あたり。
ノーランファンは絶対見ると思いますが、映画好きでもマニアックなファンは好きだと思います。ただ単に映画でハッピーになりたいって人やエンターテイメント性を求める人にはおすすめできないです。
世界史が好きな人、戦争映画で実際にどういうことが起きていたのかなどを知りたい人にはおすすめ!ぜひIMAXで劇場Watchしてください!
イギリス英語がほとんど理解できなかったため今度は日本で字幕で見たい。
次はノーランにフィクションを撮って欲しいな!笑