IMAX・2D字幕版を試写会で鑑賞。いつもガラガラの劇場が激混みし、入場が上映時間に間に合わず15分ほど遅れて上映開始。当然、満席状態。
ストーリーは、ほとんど無。セリフも、必要最低限しか無。ダンケルクの戦いの歴史的背景や状況説明はまったく無。
上映開始すぐにIMAXの大きなスクリーンに戦争映像が映し出され、さらに轟音に包まれ、映画を観ているというよりも、戦場に叩き込まれる感じの体験型映画のよう。
ハグソーリッジのような、最近の戦争映画独特のリアルな残酷描写はあえて避けているが、戦場にいるような恐怖感は、より感じられた。
また、映画全編をとおして、タイムサスペンスの緊張感を増すためか、時計の秒針のような音楽が流れてさらに緊迫感を増している。
ストーリーがほとんど無いため、物語で涙するような感動はまったくできないため、物語的な感動を求める方には不向きな作品ではないか。
上映終了後、満席の客が皆無言で、語る言葉もなくスクリーンを後にしていた。
自分はダンケルクの戦いの予習を少ししてから、今回の試写会を鑑賞したため、この戦いの歴史的事実や意義が、ある程度理解できた。
ダンケルクを、まったく知らない方は、少しでも予習してから鑑賞したほうが良いかも。
この作品は、出来るならIMAXでの鑑賞がおすすめ。やらないと思うけど体感型なので4DXで観るとどうかなと興味がわいた。
