謎の生命体の襲撃をかいくぐり、囚人たちよ、目指せ300キロ先の『幸福の島』へ!
美麗CGと独特の世界観が特徴のロシア産SF映画。ロシア映画にしては珍しく、尺が短い。
邦題のカリキュレーターとは、囚人の中の一人である自称数学者のエルヴィンという男のこと。とはいっても、わざわざタイトルにするほど彼が何かを計算しまくって、それが『幸福の島』までの道筋を示すというわけではない。かといって、謎の生命体との死闘が描かれるわけでもない。勿論、そいつらの犠牲になる囚人もいるのだが、どちらかというと囚人同士のいざこざがメイン。
というわけで、こちらの予想の斜め上を行く内容だったのだが、まあそれはロシア製SFあるあるなので気にしない。
しかし、終盤の超適当展開とラストがとにかく酷い。これはない。
ただ、エルヴィンが道中でヒロインに出す、チョコの値段を当てるクイズがちょっと面白かった。
あと、そのヒロインが美人。