ずっと観よう観ようと思っていてやっと鑑賞。
小学校とか高校の時それぞれに特有な空気感がリアルに描かれる中で、人の「善さ」ってなんだろう、という問いが突き刺さる。
過去にひどいことをした人が「善い人」みたいな顔をして大きくなったり、
生まれながらの「善い人」の「善さ」が人を傷つけたり、
意地悪な人の中にも確かに「善さ」があったり、
絶対に悪いことはしない人も「善い」とは言いきれなかったり…
登場人物のうち誰のことも、私はあまり好きになれなくて、それはあの人たちのどの部分も、私の中に確かに存在する善意や悪意を見せてくれたからだと思った。