【再見】
やはり尺なのか。尺が悪いのか。映画作りの筋がガッツリ省かれていて残念だ。真柴くんなんて物語のノイズでしかない。マジで「他人様」だ。キャラデザも萌えっぽすぎるきらいがあるかも。西宮超可愛いかったからいいんだけど。
それにしても、やっぱり山田尚子は「脚」の人だな。西宮の恋心も観覧車での植野も脚だけを映し出す。てか、植野がゆっくり喋ってたの聞いて少し安心した。原作だと本当にゆっくり喋ってるのか分からなかったから。
それから傘のシーン。石田と結弦のは追加されている。西宮と植野の反復のためか。
あと西宮と石田の喧嘩シーンがどことなく性的なのは絶対狙ってるな。あれはもうセックスだ。
光るものや空を飛ぶもののイメージもたくさんあった。けど、それはまだ自分の中で整理できてない。
絵コンテは山田尚子、木上益治(三好一郎名義)、山村卓也。花火シーンでの一連のバックショットは木上さんっぽい？花火を介した視線の交差。エモい。
ところで、最近『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観てるのだけど、武本さんや木上さんの演出回をみて、素晴らしいなと思うと同時に遣瀬無さを感じる。本当に最悪の事件だ。
