幼い時分の数え切れない失敗を呼び覚ましてくれる作品。
加害者側、被害者側、第三者側で考えて観ることで感じる想いは全く違うと思うけど、まずそれをこんなに考えさせてくれる作品は滅多にないんじゃなかろうか。
個人的には寒気がするようなシーンが度々あって、漫画を読んだ時悔し涙や変な汗が止まらなかった記憶がある。(話盛ってない。ただ酔っぱらってる時にイッキ読みしたんだけど笑)
かろうじてラブストーリーに寄っている他、映画版は2時間で補完されてる為、鑑賞後によくわかんないけどなんとなく泣けて感動しちゃいましたあたし的な女子も一定数いると思う。だけど、そんな子達にも胸に変なモヤモヤを残させる内容には仕上がってるんじゃなかろうか。
というかこんなに共感する人が居る程にやっぱりイジメや障がい者の居る生活って身近にあるし、大人になってこれを観て、あーあの頃から自分はこうだったな、だからこうしてきたんだなって過去のものとして風化させてたものをもう一度呼び起こさせてくれる。
実際苦しんでる人には勇気付けられる内容になってると思うし、加害者や第三者だった人は障がいを持った人や自分の振る舞いを改めて見つめ直す材料になり得ると思う。
漫画に耐性がある人は原作を是非読んでもらいたい。
あと、登場人物のスカートの短さにソワソワしてしまう為おじさんは大変遺憾である。